WireCloud は、FIWARE が提供するいくつかの Generic enablers との統合を提供 します。これらの GE の中には、FIWARE 用のプラグインを提供することによって WireCloud のコアに統合されているものがあります。このコア統合により、 以下の GE がサポートされます :

• IdM
• WStore
• Orion Context Broker
• Object Storage

いずれにせよ、ウィジェットやオペレータは他の GE を利用することができます。 それらの中には WireCloud からの特別なサポートを必要とするものがあります :

• Kurento
• CKAN
• ...

このドキュメントは、エンド・ユーザの観点から、そして開発者の観点から、 これらの一般的なイネーブラのそれぞれの統合から何が期待できるかを 説明します。

• IdM は Wirecloud に直接統合されており、ウィジェット/オペレータから IdM サーバにリクエストを送信するための API はありません
• この統合により、以下の機能が提供されます :
  • IdM 認証情報を使用したユーザ認証
  • 取得した OAuth2 トークンを使用してサードパーティのサービスに リクエストを送信するためのサポート (ウィジェット/オペレータからを含む)

• WStore は WireCloud に直接統合されています。ウィジェット/オペレータ から WStore にリクエストを出すための API はありません
• WStore に接続するときにユーザ認証情報を使用するには IdM 統合が必要です
• この統合により、以下の機能が提供されます :
  • WStore オファリングのブラウズを許可します
  • オファリングの取得およびインストールのサポートします
  • WireCloud コンポーネントを WStore にアップロードするためのサポート。 これらのリソースを使用してオファリングを簡単に作成できるようにします

• Orion Context Broker のサブスクリプション/通知には、ngsi-proxy と呼ばれる ものが必要です (カスタム・デプロイの場合はデプロイする必要がありますが、 FIWARE Lab にはグローバル・インスタンスがあります
• Orion Context Broker を使用して一般的なウィジェット/オペレータのセットと マッシュアップの例を入手するには、FIWARE Lab で入手可能な OrionStarterKit オファリングを参照してください
• これらのウィジェット/オペレータは単純な使い方には十分でしょう。 いずれにせよ、WireCloud は新しいウィジェット/オペレータを開発するために 使用することができる JavaScript API を提供します：
  • この API は IdM を通じて認証のための統合を提供します
  • エンティティの作成と修正、クエリ、サブスクリプションなどをサポートします
  • ウィジェット/オペレータがアンロードしたときに、 作成されたサブスクリプションを自動的にキャンセルします

• WireCloud はJavaScript API を提供します
  • KeyStone サービスへの問い合わせを最小限サポート
  • この API は、IdM サーバから取得したトークンを使用して KeyStone サーバを 介して認証するための統合を提供します
  • オブジェクトのアップロード、オブジェクトのダウンロード、オブジェクトの削除、 コンテナの一覧表示、コンテナの作成、およびコンテナの削除をサポートします

Kurento

• Kurento は WebRTC メディア・サーバであり、WWW およびスマート・フォン・プラットフォーム 向けの高度なビデオアプリケーションの開発を簡素化する一連のクライアント API です
• すでに Kurento を使用している一連のウィジェットを入手するには、FIWARE Lab で 入手可能な KurentoStarterKit offering を参照してください
• WireCloud の特別なサポートを必要とせずに Kurento を使ってウィジェットを 開発することができます

CKAN

• CKAN は、データの公開、共有、検索、使用を効率化するための ツールを提供することによって、データにアクセスできるようにする強力な データ管理システムです。CKANは、データを公開して利用可能にしたいデータ 発行者（国および地方自治体、企業、団体）を対象としています。

• すでに CKAN を使用している一連のウィジェット/オペレータを入手するには、 FIWARE Lab で入手可能な CKANStarterKit offering を参照してください。

Cosmos

• Cosmos はまもなく統合される予定です。この統合により、以下がサポートされます :
  • webHDFS ファイルシステムを使用して、Cosmos によって消費および生成 されているデータのアップロードおよびダウンロードをします
  • Hive サービスとの統合 : 新しいジョブを整理してその結果を取得します